留学を決めた! そのあとは自力?エージェント?留学生第一の壁、手続きのあれこれ。
こんにちは、Izuです。
先日は大学寮について記事にしましたが、VISAやパスポートの更新など色々な手続きで忙しくなって来ました。
大学のホームページで情報を集めるのも、英語での書類をさばくのも、随分マシにできるようになって来たなあ、、、、
と、大学調べに苦しみまくっていた一年前を思い出します(笑)
留学先の決定、そして出願までの手続きはもちろん全て英語。
留学を決めた私に一番はじめに立ちふさがって来た壁でした。
留学を決意した学生にとって一番最初に考えるのは、何をすれば良いのか、誰に頼れば良いのかということだと思います。
特に現役高校生。
海外の大学に正規で進学するのはまだまだレアケースだと思うし、大概の学校の先生は前例も知識も理解もあまり無い場合が多いです。
それに、日本の大学へ進学する為の受験ムードの同級生の中で一人違う方向を向いてやって行くのも中々辛い。
他の方の留学ブログなどを拝見していても、この手続きについてはエージェント派と自力派と別れているようだったので私なりにそれぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。
参考になれば幸いです!
手続きを代行してくれるエージェント会社を見つけたよ!これで英語の勉強だけに集中できるぞ!
いや、そんくらい自分でやろうよ。こんなのもできないで現地でやってけると思ってんの?
はじめに
「私、日本じゃなくてアメリカへの大学へ入る!」と、正規留学を決意したのは高校2年生の夏。
それから色々な方法を駆使して、色々な人を頼りまくって、渡米まで数ヶ月の今に至ります。
お金も時間もかけてここまで来た訳ですが、簡単にまとめると、
私はエージェントに片足突っ込みながら人の力を借りて自分でやった派です(?)
エージェントでの手続き
ここで言う"エージェント"というのは、お金を払う事で留学までの手続きを代行してくれる会社の事。
エージェント会社がどこまで力を貸してくれるかというのは、各会社のシステムや、払った金額、契約をした時期などによって異なります。
一般的にエージェントを通してできる事
- 自分の希望にあった大学を決定する為のアドバイス、相談(英語で書いてある大学のサイトを元に、日本人でも分かるように日本語でパンフレットなどにまとめてある。)
- 留学する国についての説明、オリエンテーション
- 出願の手助け(エッセイの添削、推薦状の翻訳、個人情報提出の代行など)
- VISA、旅券の取得の手助け
簡単にまとめると、、、
日本の大学に入学する場合、自分で調べ、高校の先生と相談しながら進めていく作業を代わりにやってくれる
という事です。
その他、TOEFLのための授業がセットになっている所もありますし、大学側との提携によって独自の奨学金制度を設けている所もあります。
大きい会社になると、現地の提携大学に日本人アドバイザーが常駐しており、その会社を通して入学した学生のバックアップをしてくれる制度も。
エージェントを利用する事のメリット
1.ラクチン!
代行サービスを利用する訳ですから手間が減るのは当たり前ですが、出願期限ギリギリに留学を決めた人にとってはきっとありがたいはず。
その分の余裕を、現地で上手くやっていくための勉強や、日本での思い出づくりに当てることもできます。
2.仲間、味方が作りやすい
同じ会社を通して留学した人と仲良くなって、現地でも支え合えるという話もよく聞きます。
何よりも、準備する段階で同じ目標を持った友達ができるって本当に心強いです。
自分の志望校を卒業した先輩を紹介してもらえることも。
3.英語力が足りなくてもなんとかなりやすい
これは、、、どういうことかと言いますと、会社の持っている制度やコネクションを利用できるということです。
いくつかの会社では、本来はTOEFL iBTしか認められていない英語力証明テストを、提携のエージェントを通すことで TOEFL iPT(iBTよりも簡単だと言われているペーパー形式のテスト)の点数で提出できる制度があります。
また、SATの提出が免除されたり、一定期間、指定の英語セミナーを受けることでTOEFLの提出が免除されることもあります。
4.安心
親にとって、自分に留学経験や知識が無く、英語もわからない場合、子供の進路や現地での生活がかかった手続きを子供一人に任せるのはとても不安だと思います。
エージェントを通せば専門家が相談に乗ってくれますし、親しみのないアメリカの大学制度についても丁寧に教えてもらう事ができます。
また、エージェントは通りやすいエッセイの書き方などもよく知っているので安心して出願する事ができます。
エージェントを利用する事のデメリット
1.費用がかかる
お値段もエージェントによってピンキリですが、本当にかかります。
手続きだけなら一校につき30万円、その他オリエンテーションなどフルサポートだと160万円前後というところが多かった気がします。
もちろん、サポートが良いところほど費用もかさみます。
留学するだけでも沢山のお金が必要なのに、準備の段階でそんなに使うってちょっとバカバカしく無いですか?
私はそう感じてしまいました(笑)
2.大学の雰囲気が把握しにくい
これらの会社を通すと、カウンセラーと相談しながら出願する大学を決めていくことになります。
ですが、その大学のカラーや大事にしている事、というのは自分でホームページを見てはじめて少しずつ感じ取れるものです。
そもそも、エージェント会社も会社ですから、多くの留学生を排出することでお金を儲けています。
そのため、このようなカウンセラーは留学の良い面しか教えてくれない事がよくありますし、その会社にとって都合のいい方法を選択するように促してくる事がほとんどです。
とにかくどこかの入学許可をとって何が何でも進学させたいというのが本音でしょうから、そのエージェントが入学させやすい提携校の中から出願させる事も多いです。
しかしアメリカには本当に多くの大学がありますし、自分の本当に学びたい分野がある学校は他にもあるかもしれません。
どっちにせよ決めるのは自分、カウンセラーの言葉を全て鵜呑みにするのは得策ではありません。
自力での手続き
自力での手続きというのは言葉通り、出願から渡米までに必要な手続きを全て自分でやる事。
アメリカ留学前に必要な事
- 大学選び(必要なGPA、TOEFLスコア、書類の確認)
- TOEFL iBT の受験 (申し込みはETSの英語のWebサイトにて)
- SAT、またはACTの受験
- Admittion Essay を書く、内容を決める
- 推薦状を学校の先生に書いてもらう(場合によってはそれを自分で英訳)
- ネットでの出願
- 残高証明書、個人情報などの提出
- VISA申請
- 旅券の手配
- 奨学金への応募(?)
自力でやる事のメリット
1.英語力がつく
私は大学選びのために英語のホームページを読みまくる生活を送りはじめてから、英語で何かをするという習慣がつきました。
はじめは書いてあることもさっぱり分からなくて、英文が何かの柄にしか見えないような状態からのスタートでした。
まずAdmissionの意味を調べる所から始めました。
それから何校も何校も読んでいくうちに、ホームページの作りにも規則性があることを学び、英文を片端から読み潰さなくても、どこを見れば自分の必要な情報が得られるのかがなんとなく分かるようになってきました。
英語の課題を片付けるのとは違い、情報を得るためにワクワクしながら英文を読めたことが英語力アップに役立ったと思います。
2.自信もつく
英語勉強中の私にとって英語で何かをするのは日本語の何倍も大変。
その分の達成感というか、「できたぞー!」っていう感覚を味わうことができます。
留学中は人に頼ることなく、自分でやらなければならない事が山ほど待ち構えているはず。
その一歩として、自分で自分の道を切り開く事、つまり自分の力で入学許可証を手に入れる事ができれば少しは自信がつきます。
ちょっと大袈裟かな(笑)
3.節約になる
先程もお話ししたように、エージェントを利用するとその分費用もかかります。
その分の費用で航空券を買っても良し、新生活の準備に回しても良し!
自力でやる事のデメリット
1.書類の不備に気付きにくい
専属のネイティブをはじめ、数人の専門家のチェックを通したものと比べると正確性が下がってしまうのは仕方のない事です。
2.労力を使う
何度も言います。本当に大変です。
特に英語でのエッセイは日本の志望理由書とは求められている事が異なっていて、慣れていない日本人には難しいです。
ですが他の方も言うように、このくらいで諦めるようでは現地の授業にはついていけないのかもしれません。
渡米まで3ヶ月、楽しみよりも恐怖です、本当に。
3.時間も使う
時間もかかります。
なにせ、アメリカは広いです。
大学も沢山あります。
学部も本当に細かいので、大学の立地、研究、学費、GPA、奨学金まで調べていると、出願する大学を絞るだけで時間がかかります。
その上、手続きまで自分で済ませるとなると結構な時間の余裕が必要です。
まとめ
このように、エージェントを利用するのは良さも悪さもあります。
もちろん、あなた自身がそのエージェントのサービスに対して、支払う費用に見合う価値を感じたのならば、利用するのは全然アリだと思います。
語学留学や、コミュニティーカレッジへの進学など、留学の形によっても違うと思います。
私は一通りの留学機関の説明会などに参加し、迷った挙句に、最終的には自分で手続きするという手段を選びました。
ですが、自分でやっていて自分の力ではないというぐらいに沢山の人に助けてもらいました。
学校の英語の先生、今までに知り合ったネイティブ、インターネットアプリ、Youtube、How toブログ、、、、などなど(笑)
何が言いたいかというと、
エージェントは確かに確実な方法だけど、自分でやることもできます。それに当たって助けてくれる人を見つける方法も、役に立つ情報も十分にあります!
ということです。
何かあれば是非質問してください。大歓迎です!